社員ブログ
機器の故障はどうやって修理していると思いますか?
音響機器をはじめとして、現在の電子機器は部品が集積化してどんどん小さくなっています。
つまり、故障時に不良部品交換で修理は完了するのですが、修理技術や作業用治具が変化しています。
すでに多くの量産メーカでは、機器の故障時に部品交換はしないで、本体交換としています。
しかし、コツコツと故障機器の修理をしている会社も有るのです。
ハンダ付けが出来る事が第一条件ですが、部品が小さくなったため、拡大鏡が必要となりました。
小さな部品をチップ部品と言います。
ハンダ付け出来るチップ部品の大きさ
電子機器の基盤は、修理や調整でハンダ付けを行いますが、写真は弊社が手作業でハンダ付け出来る最小部品です。
普通の8センチ賭ける6センチの電子基盤の裏側です。1円玉比較の大きさです。
表側の基盤です。一円玉にゴミのような物が付いています。
1円玉にゴミが5個付いています。下側の線は0.3ミリのシャープの芯です。
拡大すると680の数字が見えます。
これは680Ωの抵抗で、チップ部品です。
この部品まで手作業修理でハンダ付けして交換します。
ちょっとした、職人技です。