社員ブログ
響きの良いホールを知るには。
音響測定をして、データを検証する事です。でも専門性が高いので判断はプロの方にお願いするのが良いと思います。
某大学の講堂で天井改修工事があるので、改修前と改修後の残響時間や遮音などの測定をしています。
講堂といっても、劇場に近い施設で響きもすばらしい施設です。
このような12面体のスピーカを設置し、音源を作ります。
測定は、騒音計を客席の各所で測定して、平均値を取ります。
低音がある程度必要なので、サブウーファーも設置します。
測定位置も正確に測ります。
あとは、機械が測定してくれますので、データを平均化して
講堂内音響データのアコースティック状況を考察します。
このデータを測定し、残響時間やエコータイムパターン、STI,
インパルス応答などの数値やグラフを検証して、数値からある程度の
ホールの特性がわかるのです。
慣れてくると、音を聞いただけでこの部屋の残響時間は1.5秒とかわかってきます。
すごい!と言うか職業病かもしれません。