プライバシーの保護-2 スピーチプライバシー

プライバシーの守り方の続きです。

プライバシーの解決方法は二つあります

1.完全防音の部屋で、会話をする。盗聴器なしで。
2.大きな音のする場所で会話をする。

1.は完全防音の部屋を探すのが大変です。
2.であれば、ガード下や建築現場でなんとかなりそうです。

この、2.の解決方法を改良した製品がヤマハから発売されています。

このヤマハの製品はスピーチプライバシーと言う製品名で
特殊な音のするスピーカーです。

音がするだけなら、特別な製品でないのですが、大きな音がするスピーカではなく

暗騒音ーー部屋の外から聞こえてくる車や、雨の音、雑踏の音、周辺で発生している音

と同じくらいのあまり気にならない音、少しざわついた音環境を作り出す製品です。

 

この製品の導入される部屋や環境のシステム設計から、施工、調整まで弊社で
携わっていますので、紹介します。

導入先は病院、薬局、銀行、法律相談所、会議室、人事部、など多方面にありますが、
今回は銀行です。

特に銀行など融資の打合せ場所で、設置されています。

完全密閉の打合せ会議室は、工事に経費がかかるため、簡易なパテーションで部屋を区切って、打合せ室としています。
つまり、パテーションの上の天井部分が空いているので
隣の話が聞こえてしまいます。

この打合せ室に設置しました。

隣の話は聞こえてきますが、内容がほとんどわかりません。聞き耳を立てても単語が理解できません。
効果は素晴らしいもので、プライバシーはほぼ守られます。